弁理士1次試験前日にメンタルを強くするための過ごし方
弁理士になって10年が経ちました。長いようで短かった10年、本当にいろいろありましたが、10年以上前に経験した弁理士試験のことは、おそらく一生忘れまることはありません。
合格できたからこそ言えることですが、私にとって弁理士試験は人生を変える経験となりました。そのため、私の経験談が、今の受験生の方々、特に1次試験に苦戦してなかなか受からない方のお役に少しでもなれたら嬉しいです。
しかも新型コロナウィルスの影響で、2020年の1次試験は、例年なら5月下旬のところ、9月20日(日)に延期されたため、受験生の皆さんにとって気苦労の多い年なのではないでしょうか。
そこで、いよいよ間近に迫ってきましたが、私が実践してメンタルが強くなったおかげで合格できた弁理士1次試験前日の過ごし方について紹介します。
納得できるまで勉強した
前日は体調管理しましょう、早く寝ましょうとよく言われますが、これは合格安全圏内の受験生が対象だと考えていました。模擬試験で1試験合格のボーダーラインギリギリだった私は、試験前夜も猛勉強しました。
ポイントは、闇雲に勉強したわけではなく、自分の弱点の補強に注力したことです。補強すべき弱点がけっこうあったので、猛勉強せざるをえなかったのも事実です。
ただ、やりきった感がないまま体調管理しても意味がないと考えていました。むしろ、やり残しがあってメンタルが不安定になってしまっては、本番の過酷な状況に耐えきれないおそれもあります。
解けない問題の対処法を考えた
どんなに弱点を補強しても、やはり解けない問題や今まで見たことない新問題が登場する可能性は大いにあります。この瞬間をどう耐えて乗り切るか?が大切な対策の一つです。
私の場合、解けない問題があった場合、最初に選んだ選択肢で決め打ちすることにしました。つまり、1番最初の選択肢が正解と思ったら、残りの選択肢は読まない作戦です。
他の選択肢を読むと余計に迷ってしまうため、他の選択肢を読む時間と迷う時間の合計2~3分を大切にしたかったわけです。そして、節約した2~3分を確実に解ける問題に費やしました。
当日の過ごし方をシミュレーションした
試験本番でいつも通りの力を出し切ることが何よりです。本番の空気にのみ込まれず、平常心を保つためには、当日をどう過ごすかシミュレーションすることをおすすめします。
例えば、私は以下のようにシミュレーションしました。
□ 朝起きてから試験会場に着くまでは弱点補強ノートを見る
□ 着席したらレジュメをパラパラ見る
□ 試験開始直前はお作法チェックシートを見る
□ 解けない問題が出たときは決め打ちする
□ 試験開始1.5時間後には30問解き終わっている
□ 終了5分前には最低マークミスがないか見直す
自分のメンタルを正常に保つには、想定外のことが少ないほうがいいに決まっています。想定の範囲内で済むことをなるべく想定してから試験に臨むべきでしょう。
まとめ
1次試験を3回チャレンジした私の体感と、1次試験になかなか受からない人のパターンを分析すると、メンタルの強さが合否の分かれ目になると確信しています。自分をしっかり持ち、本番で全力を出せるよう応援しています。
文責:打越佑介
弁理士になって10年が経ちました。長いようで短かった10年、本当にいろいろありましたが、10年以上前に経験した弁理士試験のことは、おそらく一生忘れまることはありません。
合格できたからこそ言えることですが、私にとって弁理士試験は人生を変える経験となりました。そのため、私の経験談が、今の受験生の方々、特に1次試験に苦戦してなかなか受からない方のお役に少しでもなれたら嬉しいです。
しかも新型コロナウィルスの影響で、2020年の1次試験は、例年なら5月下旬のところ、9月20日(日)に延期されたため、受験生の皆さんにとって気苦労の多い年なのではないでしょうか。
そこで、いよいよ間近に迫ってきましたが、私が実践してメンタルが強くなったおかげで合格できた弁理士1次試験前日の過ごし方について紹介します。
納得できるまで勉強した
前日は体調管理しましょう、早く寝ましょうとよく言われますが、これは合格安全圏内の受験生が対象だと考えていました。模擬試験で1試験合格のボーダーラインギリギリだった私は、試験前夜も猛勉強しました。
ポイントは、闇雲に勉強したわけではなく、自分の弱点の補強に注力したことです。補強すべき弱点がけっこうあったので、猛勉強せざるをえなかったのも事実です。
ただ、やりきった感がないまま体調管理しても意味がないと考えていました。むしろ、やり残しがあってメンタルが不安定になってしまっては、本番の過酷な状況に耐えきれないおそれもあります。
解けない問題の対処法を考えた
どんなに弱点を補強しても、やはり解けない問題や今まで見たことない新問題が登場する可能性は大いにあります。この瞬間をどう耐えて乗り切るか?が大切な対策の一つです。
私の場合、解けない問題があった場合、最初に選んだ選択肢で決め打ちすることにしました。つまり、1番最初の選択肢が正解と思ったら、残りの選択肢は読まない作戦です。
他の選択肢を読むと余計に迷ってしまうため、他の選択肢を読む時間と迷う時間の合計2~3分を大切にしたかったわけです。そして、節約した2~3分を確実に解ける問題に費やしました。
当日の過ごし方をシミュレーションした
試験本番でいつも通りの力を出し切ることが何よりです。本番の空気にのみ込まれず、平常心を保つためには、当日をどう過ごすかシミュレーションすることをおすすめします。
例えば、私は以下のようにシミュレーションしました。
□ 朝起きてから試験会場に着くまでは弱点補強ノートを見る
□ 着席したらレジュメをパラパラ見る
□ 試験開始直前はお作法チェックシートを見る
□ 解けない問題が出たときは決め打ちする
□ 試験開始1.5時間後には30問解き終わっている
□ 終了5分前には最低マークミスがないか見直す
自分のメンタルを正常に保つには、想定外のことが少ないほうがいいに決まっています。想定の範囲内で済むことをなるべく想定してから試験に臨むべきでしょう。
まとめ
1次試験を3回チャレンジした私の体感と、1次試験になかなか受からない人のパターンを分析すると、メンタルの強さが合否の分かれ目になると確信しています。自分をしっかり持ち、本番で全力を出せるよう応援しています。
文責:打越佑介